チェーン店が跋扈する居酒屋事情ですが、まだまだ頑張っている個人経営の店もあります。
今回は、たまたま歌人の福島泰樹氏に誘われて、ご本人の生まれた下谷にある「鍵屋」に行きました。知る人ぞ知るという感じです。
この店は以前は大通り沿いにあったそうですが、今はひっそり閑の住宅地にあります。入り口といい内部といい昔のままだそうで、す…
5月の連休は、高円寺の大道芸を見てきました。
今年で2年目ですが、かなり充実してきました。
なかでも面白かったのは「ファニーボーンズ」という日英の合同パペットでした。昨年も面白かったので、今回も見に行ったのですが、期待に応えてくれました。
1点ものの芸ではなく、ジャグリングはもちろん、いろいろな芸を見せてくれるので、彼…
昨年から始まった高円寺の大道芸大会。今年も連休中の開催となるようだ。
昨年は、何も分からずに、ただ見て回ったという感じだったが、それでも結構楽しめた。
ジャグラーや、寸劇、お笑い系の芸など、さまざまな芸人が集まり、広場や公園や四辻で芸を見せてくれる。芸を見せる場所は決まっていて、客は目当ての芸を見るために足を運ぶか、あるいは…
福島泰樹という歌人がいる。
毎月10日に、吉祥寺の曼荼羅で短歌絶叫コンサートをしているが、今年で40年になるという。
彼を著名にしたのは「バリケード・一九六六年二月」という歌集だった。その後、若山牧水賞をとり、短歌一筋に生きている。
彼はまた、立松和平の親友でもあり、かつまた浅草にある法昌寺の住職でもある。
先日…
3月27日の午後2時から「立松和平さんを偲ぶ会」が青山葬儀所で行われます。
それにあわせて、知人・友人たちで追想集を出すことになりました。急なことでしたが、60名以上の方に追悼文を書いていただき、なんとか編集を終えて印刷所に入っています。
当初は60ページぐらいかと予測していたのですが、100ページを超える大部なものになりま…
立松和平さんを偲ぶ会が3月27日午後2時から東京・青山葬儀所で実行委員会によって行われます。一般の方でもご参加ください。
以下は、当日配布予定の追悼集に書いた文章です。
「●●くん、どう、だいじょぶかい」
一九七十年代初め、私が早稲田に入ったころは、学生運動も下火になり、投げやりで、しかしどこか燻るような、いしだ…
大学の先輩である立松和平さんが、突然、お亡くなりになりました。2月8日夕方のことです。
別の先輩から電話があり、急遽病院に駆けつけました。そのあと、ご自宅までご遺体を運び、浅草法昌寺の住職で絶叫歌人として知られる福島泰樹さんのお経により通夜を行いました。
葬儀はその後、関係者だけで法昌寺で行われました。
本当に突然のこ…
バーニャカウダって知ってますか。
これは、イタリアピエモンテ地方の料理です。料理といっても、生野菜にソースをつけて食べるだけのものですから、簡単です。しかし、このソースこそバーニャカウダの命です。この言葉のもともとの意味は「熱いソース」という北部イタリア語だそうですから、いかにソースが美味しいかです。バーニャカウダのことは、実は新…
新年あけましておめでとうございます。
今年は、「政権交代」というワードは使用不可だそうです。各分野で新たな政策や政治が実際に展開され、それが評価されるときなのでしょう。
NHKでは『坂の上の雲』といい『竜馬伝』といい、幕末から明治を盛んに取り上げていますが、これも時代の変化を象徴させようということなのでしょう。
そうし…
日本人の国土観ウェイツ 栢原英郎 Amazonアソシエイト by
師走も押し迫った12月16日、マリオン有楽町朝日ホールで、「「農」を礎に日本を創ろう!」というシンポジウムが開かれました。
かなり急な日程の設定だったようですが、会場はほぼ満員でした。主催はパルシステム、全中、大地を守る会とNPOふるさと回帰支援セン…
日本人の国土観ウェイツ 栢原英郎 Amazonアソシエイト by
ピザという食べ物は完全に定着しましたが、日本でピザが一般化したのは70年代初めだと思います。学生時代に「ジロー」という、今はないイタリアレストランチェーンで初めて食べたピザは、とても美味しかったのを覚えています。
54年に日本に初めてピザが持ち込まれ…
相変わらず、居酒屋めぐりをしていますが、今回は新橋にいいところを見つけました。
新橋というと、どちらかというと裏ぶれた感じの地域です。敗戦直後の飲み屋街が集積しているレトロというより汚れた感じで、ハッキリ言っていい店はあまりありません。しかし、そうした少し猥雑な雰囲気を残しながらも、しっかりとした店がありました。
今の飲み屋…
宝塚花組スター嶺乃一真さんが、宝塚を辞めることになりました。
以前と比べてたいへんしっかりとされ、発言もハキハキとお姉さん振りを発揮していました。訓練の厳しい、上下関係のしっかりしたところで修業されたことがよくわかります。
いまどき、上下関係などというと封建的と言われますが、人が育つということは上下関係やイニシエーションです…
琵琶の演奏を聞きました。
生で聞くのは初めてで、すごいものだと感心しました。
演奏者は箱根にある阿弥陀寺の水野和尚です。今年の琵琶楽コンクールで2位に入賞された方です。
演目は「敦盛」と「勧進帳」でした。ところどころ不明な日本語もありましたが、内容は知っていたので理解は可能でした。琵琶といえば琵琶法師、さらには小泉八雲…
俳優の菅原文太さんが、いよいよ農業に取り組みます。
このことはすでにマスコミにも発表されましたが、8日の日曜日に現地に行ってきました。
場所は山梨県北杜市です。高原地帯で、八ヶ岳、甲斐駒ヶ岳が見渡せる、大変風光明媚なところです。
当日はとてもいい天気で、しかも暖かかったので、「見る」にはよかったのですが、冬になるとマイ…
11月4日は、国立近代美術館工芸館主催の「日本工芸の国際性」のシンポジウムに行きました。国立美術館理事長の青柳さんからお誘いを受けました。
日本の工芸社会が、経済的にも自立することが厳しいことはよくわかりますが、どうもこれは日本の農業とも同じであることがわかります。ひとり立ちできないのです。やはり保護主義的に守っていかないといけな…
大学の先輩にあたる鈴木基司さんが第一生命主催の第61回「保健文化賞」を受賞されました。この賞の受賞者には天皇皇后両陛下による拝謁があるそうです。
受賞理由は次のとおりです。「日常の小児科診療に加え、小児における心身医学に取り組み、地域において子どもの心の問題や精神疾患について地域の学校関係者、保護者に対して講演会を実施すると共に『…
四国高松に行ってきました。前回は取材でしたが、今回は会合プラスです。
もちろん、ウドンを食べました。美味しいのはいいのですが、ホテルの洋食の場にも、会場の四隅にはウドンの屋台があり、徹底さに驚きました。これはこれですばらしい「地元」精神なのでしょう。
栗林公園は広さもそうですが、内容も充実したすばらしいところでした。唯一ダメ…
来たる10月27日(火)、東大本郷の安田講堂にて「第11回 港と文化を語る集い」を行います。
毎年、夏に開催していましたが、今回は学生にも聞いてもらおうと、秋にしました。場所も、2人の講演者にちなんで東京大学としました。
安田講堂といえば、69年の安田講堂攻防戦が知られていますが、その年は東大の入試が中止になるなど、世の中は…
先日、あるイベントがあり、学生のボランティアなるものを使うことになりました。今回はそこでの出来事です。
台車に書類などを積んで、別の場所に移動させることになりました。重いので3人がかりでした。さて、現地に着き、そこからは階段ですが、横にスロープがあるのを発見。そこを行けば、難なく横展開で運べそうでした。
ということで、スロー…