慶應SFCのオープンリサーチフォーラム無事終了

11月21日に行われた慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスのオープンリサーチフォーラムでの神成淳司氏司会による座談会は、盛況のうちに終わりました。出席者は、山田俊男参議院議員、宮台真司教授、野田克己大地を守る会取締役でした。

内容で印象的だったのが、宮台さんの言った4つのキーワードです。「コミットメント、安全保障、社会保全、ナショナル」が、農業・食料問題に必要だというものです。

その中で、「農業・食糧問題に必要なのはコミットメントだ」というものです。コミットメントはご存知のとおり「達成すべき目標の設定とその責務」です。この場合は、きちんとした獲得目標を決めて、問題に対処するアクションプランでしょう。どこか抽象的に終わってしまう農業・食糧問題ですが、より具体的に一歩踏み出さないと、取り返しがつかなくなります。

それと、「昔は経済が回れば社会も回っていたが、いまでは経済が回っても社会は回らない。なぜなら、社会が壊れ、かつブローバル化によって経済は個別の社会に興味がなくなったからだ」と言う発言も、なるほど、という感じでした。

4人の出席者と後で話したときには「農業も食料も、もはや今しかない、ギリギリのところにきている」という結論になりました。

この間のアメリカの金融問題でもそうですが、自由経済か保護経済かということではなく、項目によってオープンにするものとクローズにするものがあるということです。中でも、先進国の農業は世界的にクローズです。農業国のフランスですら、農業は国の補助金が収入のうちの8割だそうで、そうでないと農業のGDPに占める値は少ないわけですから、補助金を含めて国が守らないとどうしようもないということになります。ただし、補助金に甘えさせないようにしなければ、堕落が生じます。

日本は確かに貿易立国ですが、すべてのモノを貿易の対象にすることの間違いが見えてきました。では、これまでの間違った政策がなぜ施行されたのでしょう。

「日本では根本的な議論が行われてこなかった」というのが、宮台さんの考えです。確かに、アメリカの言いなりになって、農地を含めて国土は荒れてきたのでしょう。アメリカは、第二次大戦でも日本を根本から研究し、どうすれば勝てるか、意見が通せるかをきちんと勉強しています。

あらゆることにおいて、いまだに根本的な議論がなされていないというか、低レベルの認識が跋扈していては、日本はとうてい太刀打ちできませんね。

でも、ギリギリであることは間違いないようです。


1枚目の写真は神成研究室と糸魚川農業興舎で協同してつくったトマトジュースです。

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日本人の国土観
ウェイツ
栢原英郎

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