慶応義塾大学SFCと宮台真司

去る10月2日、慶應義塾湘南藤沢キャンパス(SFC)の神成淳司先生の授業に宮台真司さんが参入し、「これからの社会が求める人材像~SFCの役割~」と題して対談をしました。

その中で宮台さんが言ったことは「最近の学生は覇気がない、もっとメチャメチャやれよ!」ということに尽きますが、そのことをアメリカのネオコンや原理的な宗教の流れとからめて、いつものように鋭く語っていました。

うまく捉えられているかどうかわかりませんが、以前、宮台さんは「アメリカは宗教国家である」と言っていて、ヨーロッパとの比較ではあまり意味がわからなかったのですが、今回の話ではアメリカの全体的な吹き上がり傾向がどこに起因しているのかということで、ヨーロッパのプロテスタントとは違って、全体的に1つの流れに集約されていく流れがあり、そこにアメリカの悪い意味でもいい意味でも原動力があると説きました。

確かに、アフガンやイラクへの侵攻は吹き上がりそのものです。そこで、どうしてそうなるのかということで、ヨーロッパのカソリックやプロテスタントとは違う、アメリカ独特のバプテスト系の与える影響が大きいらしいです。

もちろん、なぜアメリカにバプテスト系が多いのかということは、さらに宮台さんに説明してもらわないと不明ですが、そこにこそアメリカ国家独自のベースがあるように思えます。今後、宮台さんはさらに深く研究されることでしょう。

授業は約2時間だったのですが、それにしてもいくら宮台さんや神成さんがSFCへの期待を語ったところで、SFCという場所そのものが勉強に適しているかというと、あまりにも広くかつ環境にも恵まれすぎて、「メチャメチャ」できるような場所でもなければ、勉強どころではないような気がしました。

やはり、周囲に雑音がたくさんあり、ごちゃ混ぜの寮生活があったり、そうした外圧を跳ね除けてこそ「勉強」ということのような気がします。そうした考えはすでに古いのかもしれませんが、個人が自立していない日本において、こうしたすばらしい環境から生まれる人材や学問は世の中で通用しないような気がします。

しかし、神成さんはこうした環境にもめげず、近々学内でITを使ったトマト農園の実験をするそうです。少なくとも、自然と接していれば、人材は期待できるでしょう。

なお、11月23日は六本木ヒルズでSFCのオープンフォーラム「未来創造塾の挑戦」があります。そこでは宮台さん、神成さん、国領二郎さんの鼎談があります。詳細はまだ決まっていませんが、期待したいと思います。

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計算不可能性を設計する―ITアーキテクトの未来への挑戦 (That’s Japan)

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