「計算不可能性を設計する」ライブ版6月25日開催

東京丸の内オアゾの丸善本店で6月25日午後7時より「計算不可能性を設計する」ライブ版と称して、著者の神成淳司さんと宮台真司さんによるトークショーを行うことになりました。詳細は下のデータを参照して、直接丸善に電話して予約してください。予約電話番号は03-5288-8881 です。

「計算不可能性を設計する」ですが、評判はかなりいいといっていいでしょう。本が売れない時代ですから、超売れることは絶対にないでしょうが、それでも、そこそこは行って欲しいと思っています。では、“そこそこ”というのはどれぐらいのことなのかをお教えしましょう。それは1万部です。1万部なんて簡単、と思われるかもしれませんが、いまとなってはたいへんなことです。しかも、本の実売部数はどんどん減っています。こうした事象は、たとえ講談社や小学館といえでも、出版社はどこでも同じです。

では、なぜこんなことになったのでしょう。たとえば、家で新聞を取っている人はどれぐらいかを見ればわかります。ほとんどの若者は、あるいは30代の人は、もはや新聞は取っていませんし、見ません。ニュースはテレビかネットです。これは、活字離れといった古臭い原因ではありません。もう新聞など取る必要がないからです。有効にかつ安価(無料)にメディアのリソースを得る方法がどんどんできているからです。

「2007年問題」が言われていますが、これも出版界に大きな影響を与えます。団塊世代が離職するために、「文春」「新潮」「現代」「ポスト」といったおやじ系週刊誌は確実に読まれなくなります。その他の書籍についても同じで、社会との接点が希薄になるために、ビジネス書を含む多くの書物は読む必要がなくなり、確実に購買が控えられます。

もちろん、本のベストセラーは常に存在するでしょう。ただし、ベストセラーというのは流行の“モノ”であって、“本”ではありません。つまり、本というかたちをした一般の“商品”なのです。

ということで暗い出版界ですが、突破口はひとつだけです。それは、やはりいい本をつくることです。しかもそれは1万人程度の人が確実に買ってくれる、1万人を対象にした本です。もしも10万部以上売れたとすれば、もちろん版元はうれしいのでしょうが、それは大いなる間違いである可能性もあることを考慮すべきなのです。

6月25日オアゾで会いましょう。

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