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昨年7月末に羽田の新滑走路建設現場を見に行きましたが、今回はその第2回目です。 写真のように、ようやく海上に顔を出してきた構造物ですが、もちろんこれはまだほんの一部です。写真の工事場所は、多摩川の水がちょうど流れ込むところで、水流を妨げないように、この部分だけ床の下は空洞になっています。 次の写真は、その部分に埋められる構造物で、これを専門的には『ジャケット』と言っています。高さが35メートル、幅が63メートル、長さが45メートルで重さは約1600トンもあります。なんといっても、その巨大さには驚かされます。しかも実際には、これを約200個つくり、船で運んで海上に並べて設置します。その上に、コンクリートの床版を張るそうで、これが多摩川の流れにあたる桟橋部です。残りの滑走路の部分は埋め立て工法だそうです。 いずれにせよ、土木構造物というのはビルなどの建造物と違って、とにかく規模がとてつもなく大きいというのがわかります。 イタリアの古代遺跡も「よく、これほどのものをあの時代につくれたな」と感心させられますが、現代の土木構造物も、もちろん技術は格段に進んでいるとはいえ、「すごいな」と思います。 インフラストラクチャーの「インフラ」というのは「目に見えない」という意味があるそうですが、羽田Dランも、地味で縁の下の力持ちだというのがわかります。公共物というのは、まさにこうした「目立たぬように、はしゃがぬように」の精神を体現したもののことを言うのでしょう。そうとするなら、昨今は目立つものや派手なものが多くなりすぎているのかもしれません。だから、叩かれるのも必然? みなとの偉人たち―時代への挑戦・海からの日本づくり
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