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携帯電話を新しいのに買い替えました。理由は3月から少しのあいだ海外に出るので、このさい海外でも使えるものにしようと考えたのです。 いまや携帯電話は仕事に欠かせないツールになっていることは確かですが、それにしてもいろいろと使わない機能がたくさんあって、それらがなければ、価格がもっと安くなるはずなのにと思ってしまいます。 しかも、いろいろな機能が付いているために、操作が複雑になっていて、使い勝手が非常に悪くもなっています。 なぜ、こんなことを言うかというと、実はワンセグなど必要ないので、一つ前の機種を買おうと思って量販店に行ったのですが、すでにどこにも売っていませんでした。仕方なしに、いわゆる最新の機種を買うことになったのですが、どうも腑に落ちません。 以前から、日本の消費者は本当にさまざまな便利な機能を求めているのかというと、どうもそれは売る側の「売りたい」という姿勢でしかないような気がします。だから、わざと不必要な付加価値をつけて高額商品に仕立て上げているのでしょう。「ぜったいに消費者が求めている」と決め付けて開発をしているようで、政治と同じ、国民不在なのでしょう。 最近、「岩倉使節団」の関連本を何冊か読んだのですが、2年近く世界を回った明治初期の先人たちは、「欧米に追いつけ追い越せ」という感覚は当然持っていました。しかし、各国を回って、日本の進め方は拙速より巧遅でないといけないという自覚ももったようです。ところが、いかんせん、国内では拙速派が徐々に力を持ち、そのまま最終的に戦争に走ってしまったという感じです。 何事にも戦略が必要で、かつ戦術をうまく使っていかないと失敗することは明らかで、その意味では今の日本の携帯電話状況は完全に拙速の極みではないでしょうか。少し話がずれている感じですが、実際に海外での日本の携帯電話のシェアは極めて低いようで、もう少し戦略的に考える志向が必要なはずです。 でも、残念ながら拙速の発想はまだ決してなくならないのも確かでしょう。それを替えないといけない必然性が、まだまだ日本にはないからです。しかし、アレックス・カーではありませんが、気がつかないまま、いつのまにか茹でガエル状態になって死んでしまうことはありうることです。 たったひとつの自分史づくり</AISBN
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