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去る9月21日、日経デジタルコア主催の特別オープンフォーラムがありました。テーマは「仮想世界はIT時代閉塞の現状を打破できるか?」という、かなり仰々しいものでしたが、なかなか面白い議論が繰り広げられました。 司会はウェイツ発行『計算不可能性を設計する』の著者:神成淳司氏でした。だから参加したというのもありますが。 どういう議論をしたかというのを説明するのは面倒なので、私が感じたことをメモにします。なお、出席者のなかでは東浩紀氏がやはり、「さすが」という感じでした。 1 東浩紀が言うように、「リアルとヴァーチャルは対立概念ではなく、リアルの中にヴァーチャルがあり、ヴァーチャルはリアルの一部に過ぎない」というのは、とても重要。 2 どうもみんな、対立概念あるいは独立した空間のようなものとしてヴァーチャルを考えているが、それは行き過ぎ、あるいは違う感じがある。 3 セカンドライフ(SL)の推進者であるデジタルハリウッドのSLについての説明の陳腐さは、結局ヴァーチャルの位置づけができていないことに起因していているのではないか。 4 その陳腐さをみんなが感覚的にわかっているために、SLの人気は、とくに日本ではイマイチだと考えられる。 4 SLが「社会の役に立つ」とか「擬似経験できる」などは、とってつけたコンセプトに過ぎない。もっと有効なヴァーチャルについての位置づけや考え方があるはず。 5 IT的あるいはコンピュテーション的に、ヴァーチャルをどのように考えるべきなのか、あるいはどのように位置づけるべきなのかは、かなり重要であろう。 6 それを歴史的あるいは社会的に規定することが、今後のコンピュテーションの方向性を打ち出すことにもつながる気がする。 7 そして、その方向性を打ち出すことについては、現場ITと社会学・哲学との融合が、必要となるのではないか。 以上、かってなメモですが、整理の意味も込めて考えてみました。 デジコア・フォーラムのようす |
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